澄肌漢方堂に含まれる12種の生薬について

澄肌漢方堂の成分は?澄肌漢方堂に含まれる12種の生薬について詳しく紹介

このページでは、澄肌漢方堂に含まれる12種の生薬について詳しく紹介しています。

 

1. トウキ

トウキは日本で栽培され、国内の需要をある程度満たし、輸出もされている生薬です。栽培の歴史は古く、江戸時代には近畿以北の各地で野生品や栽培品の産出があったとされ、中国の漢方医学が渡来する前から民間薬として日本で利用されていたと言われています。鎮痛や抗痙攣の作用があり、抗炎症、中枢鎮静作用、抗凝血作用、血小板凝集能抑制作用など血に関わる多くの作用を持ちます。

 

体を温めて血を増やし、血行障害を取り除くという作用から、虚弱体質の病気に応用されることもあります。妊婦の浮腫、頭痛、貧血、腹痛、鎮静、通経、冷え性、血行障害、産後の月経痛など、産前産後の体調管理に処方されることも多い生薬です。

 

元々、造血因子のビタミンB12は動物のみに存在すると言われてきましたが、トウキから植物で最初にビタミンB12の類似物質が発見され、医療現場で多く活用されるようになりました。

 

2. サンキライ

サンキライは中国からインドにかけて生息するユリ科のつる性落葉低木の根茎を用います。梅毒や慢性の皮膚疾患、化膿性疾患、頚部結核、レプトスピラ症や麻疹予防・治療などに用いられます。やや貧血気味で、腹部の比較的軟弱な人に適応しやすいと言われています。

 

3. ケイヒ

ケイヒは香りと味に特徴のある、昔から世界各地で用いられてきた生薬の一つです。ケイヒには、体の冷えを取り除き、血の巡りをよくする成分が含まれます。そのため、冷え性や冷えからくる肩こり、首こり、関節痛、腹痛、下痢、月経痛などの痛みにも効果が期待できます。

 

また、食欲不振や胃腸のもたれ、胃の痛みなどを緩和してくれる芳香性健胃薬としての作用も持ち、多くの胃腸薬にも配合されています。発汗解熱作用もあり、風邪の予防や初期症状に効き目があるため、葛根湯や桂枝湯などにも使われています。主成分である精油成分は加熱すると揮発してしまう特徴を持つので、煎じるより薬酒で取り入れた方が効率的だと考えられます。

 

4. レンギョウ

レンギョウは、モクレン科レンギョウ属の樹木の果実から作る生薬で、秋に採集した果実を乾燥させて作られます。レンギョウは、解熱や消炎、鎮痛、排膿、利尿などの作用があり、熱性疾患や化膿性疾患に対して効果的と言われています。

 

トリテルぺノイドやリグナンなどの成分は抗菌作用が強く、皮膚疾患に用いる漢方薬に配合されます。古くから腫物に良く効く薬として用いられ、その薬効には定評があります。

 

5. ボタンピ

ボタンピは、牡丹の根の部分を薬用に用いたものです。主成分のペオノールは抗菌作用があり、ボタンピの水煎液は血圧降下作用、エタノールエキスには抗アレルギー作用が認められています。血熱を清め、血を活かす作用から血行障害を取り除く生薬の代表とされ、頭痛、腹痛、婦人科疾患、月経不順、月経困難症など熱を帯びた血行障害に用いることが多いです。

 

盲腸部の痛みは血行障害と同じ部位のことが多く、ボタンピを服用したことによって盲腸が治ったという報告もあります。

 

6. ニンドウ

ニンドウは、スイカズラの葉や茎を刻んで乾燥させたものです。利尿作用、解熱作用、解毒作用、抗菌作用、抗ウィルス作用、収斂作用を持つため、風邪や扁桃腺炎、咽頭炎、化膿性の皮膚疾患、尿路の炎症疾患などに用いられます。また、脂質代謝改善作用や血小板凝集阻止作用などの効能も持つとされています。

 

7. オウゴン

オウゴンは、シソ科コガネバナの根の周皮を取り除き、乾燥させたものです。この生薬は、細菌が出す土器素によって引き起こされる腸粘膜の炎症を修復し、全身状態を改善してくれるという特性を持ちます。

 

また、肺の熱を取り去る作用も強く持つため、呼吸器感染などの症状に利用されます。抗菌作用や解熱作用、利尿作用、抗アレルギー、解毒作用、肝機能の活性化などに効果があり、胃腸炎や下痢、炎症性結膜炎などの症状を抑えるために用いられます。

 

8. キキョウ

キキョウは韓国語でトラジと言い、韓国ではよく使われる薬草の一つです。根を薬用として使い、鎮咳、去痰薬として風邪や気管支炎の咳痰を抑えるために用いられます。また、排膿作用があるため、咽喉の腫れや膿を伴うできものや皮膚病の排膿に使われています。これはサポニンという成分の作用によるものですが、多量に用いると胃が荒れて吐き気を催すこともあるので注意が必要です。

 

9. ダイオウ

ダイオウは、タデ科のダイオウ属植物の根および根茎を乾燥させたものです。将軍という別名を持ち中国や日本に生息し、輸入品だけでなく国内産のものも用いられています。ダイオウは瀉下効作用を持つ生薬です。

 

腸内細菌の作用でレインアントロンに代謝されて瀉下作用を発現するので、薬効の個人差は腸内細菌の状態に基づくという特徴があります。緩下、消炎、健胃および駆オケツ作用があり、胸部の緊張、常習的な便秘、腹痛、結腸炎、直腸炎、小便不利、月経不順、黄疸、高血圧症など諸症状に効果を発揮します。

 

妊婦さんや授乳中の人は摂取を控えることをお勧めします。

 

10. センキュウ

セリ科センキュウのひげ根を除いた根茎を湯通しした後に乾燥させたものです。中国や日本に生息し、日本で使用されるほとんど全てが国内で栽培されています。センキュウは、血行を促して血液を活気づける作用を持ちます。

 

駆オケツや鎮静、鎮痛、補血、強壮などに効果があり、顎部リンパ節結核、胃腸機能衰弱、おりものや生理痛、貧血、冷え性、産前産後の障害、高血圧の随伴症状、化膿性皮膚疾患、蕁麻疹、消炎排膿などの症状緩和に効果を表します。

 

11. ケイガイ

ケイガイは、シソ科の一年草の薬用植物で、シソのような香りが特徴の植物です。発汗作用や解熱作用、鎮痛、止血作用、抗炎症作用、化膿抑制作用などがあり、蓄膿症やアトピー、炎症を起こしているニキビ・蕁麻疹・ジュクジュクの水虫など化膿性の皮膚疾患に有用とされています。

 

12. ヨクイニン

ヨクイニンは、ハトムギの実の殻を取り除いたもので、中国北部やインドネシアなどに生息します。肌荒れやニキビ、イボを改善する効果があり、皮膚科で処方されたりサプリに配合されたりしています。利尿効果に優れているため、むくみの改善や生活習慣病の予防に期待できます。

 

ヨクイニンは、体質を改善するための生薬のため即効性はありませんが、副作用がほとんどなく安全性が高いのが特徴です。